アブドゥーラ・アッラー・ディーン・カシム
惑星連合の政治家。本作では稀なアラビア人。惑星連合連邦議会の主席評議員だったが、タイラーが大統領になると首席補佐官となる。しかし、機密事項はタイラーとユリコで決めてしまい、カシムはもっぱら雑務に追われた。
シェード ロコシ ネオクラ アマウ シブル トラジャ リーデ トーンダ フラット ジャス とうおん スウェット フラッシュ シェル オイデ チッタ ブーティ アサガオ なるこ オクナ ミックス るりこん スミド ベリドット のえいう セジュ カズラ ソフト アンチーク リジン リンネ ビリヤ モノリス ビオラ ダメージ ライアド ピアサ ドーナ てんめん ヌンチャ イザヤ タービン リーチ しょうたく プレー グザグ グルス 三番目 花かんざし リッジ
惑星連合(民間人)
コウサク・カヤマ
タイラーの最初の理解者。モデルは加山雄三。「宇宙の若大将」大学の学園祭でゲストとして来ていたノリコと知り合い、後に結婚。数年で離婚するが一男を儲ける。
ノリコ・バッハ
バッハとはドイツ語で「小川」の意味でモデルは小川範子である。人材を求める軍のCMに出演し、それもあってタイラーは軍の門を叩く(実は彼女は、ある事情でタイラーに唇を奪われた事を根に持ち、自分がCMに出演した商品は全て購入する、サービスには加入する事を約束させた上で、軍のCMへの出演を承諾した)。
オズリック・ランスロー
素人歴史家。本業はランの栽培。『大宇宙のサムライ』の著者と設定されている。素人ながら作中では御用学者と一線を画する歴史観が評価されたという。7度も離婚する破天荒な私生活を送り、慰謝料のため身代を潰した。吉岡作品におけるヒゲオヤジ的存在で、他作品にも登場する。キサラより少し年上の世代だが、本編に登場することはない。
ラアルゴン帝国
ゴザ16世(幼名:アザリン、原作ではのちにルッチナ1世)(声:笠原弘子)
父ゴザ15世と母、兄二人を一度に失った為幼くして即位した。即位から暫くはワングによる独裁政治が行われたが、失脚後は彼女の親政となる。
アシュラン戦役時に一時は退位するが戦役終了後はラアルゴン帝国を共和国に変え、自ら象徴の立場として政治を行う。
ラアルゴンに囚われの身となり、脳にチップを埋め込まれて動物同然となったタイラーを「パコパコ」と名付け可愛がっていた。
戦役時に知り合ったイサムに惹かれ結婚。
『真』での変更点
タイラーとの関係がかなり親密なものになっている。
ル・バラバ・ドム(声:関俊彦)
別名「赤き獅子」。父はワングの罠にかかり戦死、母も病で死に、恋人も殺されるが不屈の闘志で戦い続ける、タイラーの名ライバル。惑星連合との講和後は官房長官となる。
作者のイメージでは、他のラアルゴン人同様ヒゲだらけのマッチョマンだったが、イラストで美男子に描かれて扱いが大きく変わった、という。
ナク・ラ・ワング(声:塚田正昭)
宰相・大僧正。権力に異常な執着を見せ、アザリンの裏で政治を操っていた。
敵に背を見せる事を恥とするラアルゴンの中で転進また転進の愚行により失脚・逃亡するが偶然にも『信濃』と遭遇して共同戦線を張る。
シア・ハス(原作ではのちにシア・ヤマモト・ハス)(声:三田ゆう子)
私掠海賊あがりの軍人。女だてらに男勝りの仕事をする女傑だったが、ひょんな事から知り合ったヤマモトに惚れ込み結婚、地球に帰化する。
ユッター・ド・ロナワー(声:西尾徳 OVA版:大木民夫)
老練な将で、アザリンの戦略戦術の師でもある。ドムにも目をかけていた。ガラハン、ドナンの敗死後、自らタイラーに挑むが敗れ戦死。
「泥縄を結った」が語源だが、正しくは泥棒を見て(捕らえて)縄を「なう」である。
ガラゼル・ガ・ガラハン
ラアルゴンの提督。タイラーの初陣を飾った相手。老朽駆逐艦「そよかぜ」一隻で向かって来たタイラーの行動を深読みし、34隻を失う惨敗を喫した。御前会議で賜死となり、アザリンのペット・トポトポの生贄にされた。
『真』での変更点
タイラーの初陣もロナワーが相手になっており、ガラハンは登場しない。また、ロナワーは更迭されたに留まり、死刑にはなっていない。
ラクラム・ド・ドナン(声:円谷文彦)
ラアルゴンの提督。ラアルゴンではロナワーに次ぐ地位だが、戦略家ではなく猪突猛進タイプ。土佐犬に似た顔をした巨漢。タイラー抹殺を命じられるが逆に翻弄され、戦死。
『真』での変更点
ロナワー更迭後の後釜になっている。
バルサローム
ドムの副官。始めはロナワーのお目付役としてドナンの副官となるが、彼を見限りドムの配下となる。地味だが堅実な用兵でドムをよく補佐した。アシュラン戦役でフェーザー砲(超大型のレーザー兵器)の照射範囲内から敵艦隊を逃がさぬ為に立ちはだかり、自らも照射を受け戦死。
ツ・ヅキ
宮廷お抱えのデザイナー。アザリンの(露出過剰な)衣服は彼のデザインによるもの。シード教の暗殺者の毒刃に襲われて苦戦する事になったアザリンは彼を恨んだという。
ペトロ・デ・ニム
ワング亡き後のラアルゴン参議筆頭とも丞相ともいわれる。
ランドラ・ラ・セトラ
ラアルゴンの宮廷科学者で、科学技術庁長官。ラアルゴン学界の重鎮。ワングの遠縁だがその失脚後も地位を保つ。颱宙ジェーンの件でタイラーに敵対し、秘密裏に移民船建造を企てる。しかし表向き反乱を起こしていたイサムの軍勢に破壊され、タイラーの計画に協力することを受諾。しかし、シード教のテロに倒れた。
ゴザ15世
ラアルゴン帝国26代皇帝。アザリンの父。宇宙生物学に造詣が深く、研究書『惑星トコスのトキイロスナヤドリ類に見る適応拡散と多様性の実際』を著している。しかし皇帝としては無能で、ワングに実権を握られていた。惑星連合との和平交渉の途上、皇太子バスタップと共にティン・ルウのテロに遭い死亡。
シード教
ラアルゴンの太陽、ARA-IIIを崇拝する宗教団体。滅び行くARA-IIIを救うため、多くの生贄を必要とする教義で、暗殺をこととし、ゴザ1世の時代に異端として弾圧されるが、地下活動を続けていた。タイラーが大統領になると再び活発となり、アザリンの命を狙うなどのテロ活動を繰り広げる。ARA-IIIを超新星にする計画を知るとそのテロ活動は頂点に達し、あの手この手で計画を妨害した。
アシュラン公国
血縁的にはラアルゴン寄りであり、皇帝の血筋が絶えた時一番皇位を継ぐにふさわしい家系であったが、ワングの讒言によりゴザ15世により滅ぼされた一族の生き残り。表向きはラアルゴン帝国に従属していたが、父の、一族の敵を取る為ラアルゴン帝国へ復讐する。その野望はやがて宇宙を手にするという野望へと変わり、アシュラン戦役へとつながる。
ティン・ルウ
アシュラン三兄弟の長兄で、アシュラン公国の車椅子の公王。先代ティン・マオが殺された時はまだ若かった為地下へ潜り復讐の機会を待った。アザリンとは乳兄弟の間柄で彼女より4歳年上。一番仲が良く、アザリンは彼を本当の兄のように慕っていた。
ラアルゴン帝国と惑星連合の戦争に乗じて漁夫の利を得るため、和平交渉の途上にあったゴザ15世を暗殺。惑星連合の仕業に見せかけ、和平を御破算にした。その後「アスキルト平和条約」で停戦が結ばれると、再び両軍に破壊工作を仕掛け、それに釣られたラアルゴン帝国は停戦を破棄。両者の主力艦隊が出払った隙にラアルゴンと地球を急襲、両者を手中に収めた。
彼が車椅子なのはアザリンが原因ではあったが、恨んではいない。
一度は銀河系を統一したが、タイラーなどが反旗を翻した。最後はアザリンとの一騎打ちを演じるがイサムが放った銃により死亡。2人に銀河の平和を託す。
ティン・ラオ
アシュラン三兄弟の次兄でラットバルト選帝公。アザリンより1つ上。三兄弟の中では最も冷徹であり、侵略した土地を制圧するには一番適した性格と言われていた。
ラアルゴン、アザリンを一番憎んでいたと思われていたが、兄弟から見れば一番アザリンを愛していたかもしれない人物。アザリンとの一騎打ちで死亡。
ティン・シュン
アシュラン三兄弟の末弟でアザリア辺境伯。アザリンとは同い年。その立場のせいか実力はあるがやんちゃ坊主の雰囲気が拭えず、主催したパーティーで乱闘騒ぎが起こった際本来ならば抑える立場の彼だったが見るや否や嬉々として乱闘に参加した。
一族の敵ではあるがアザリンを憎むことはできず、彼女の安全をタイラーに託した程。
アシュラン戦役ではタイラーに完膚なきまでに完敗するが2人の兄の死亡、降伏の潔さを認められ銀河最辺境伯に封じられる事で生き延びる。
その他
颱宙「ジェーン」
宇宙に発生した超重力の「颱宙」(「台風」ではない)。発見したヘギョン・カン少佐は「ジェーン」と名付けた。星雲が台風にとっての熱源に相当し、銀河系がジェーンの標的にされたことから銀河系滅亡の危機に陥る。その行動は気紛れで、キムによると「まるでタイラー提督」。風速四十光年以上の速度で接近するが、ARA-IIIなどの赤色巨星を銀河中央に集め、人為的に超新星を起こさせ、その衝撃で「横になっている銀河を縦に」移動させ、間一髪かわした。およそ1万年後に、今度は少々の移動では交わせない動きを取って銀河系に再接近する見込み。
名前は「ジェーン台風」のもじり。
無責任キッズ
ビクトリー・キサラ・ウエキ・タイラー
タイラーとユリコの第一子。アシュランにより地球が陥落した日に生まれる。生まれて暫くはアシュラン側に母と共に人質となっていた。
成長後は士官学校へ入学、偉大すぎる父を超えようと奮闘。因みに士官学校在籍時の校長はキム。傲慢かつ尊大で、シゲチヨをアゴで使う。父以上の強運を持ち、策謀家。のちに惑星連合宇宙軍は彼女の傀儡になった。
シゲチヨ・ヤマモト
ヤマモトとハスの第一子。キサラより2つ年下。親子共々タイラー一家に振り回される運命になるが、本人はそれで結構幸せらしい。女装が似合いユーミィ達の玩具にされたり、ウェディングドレスまで着たりした。
クム・ナン
両性共有の王族。『スリーピング・ビューティー』計画に参加、専用施設がある星でキサラ達と出会い、大きな影響を与える。
レオナルド・リチャード・カーネギー・デュポン・ミツイ・イワサキ・ロックフェラー?世
宇宙を股にかける大財閥の御曹司。通称ディック(ビニールパック・ボンボンとも)。生まれながらに免疫に問題があり、完全に除菌された部屋でしか生きる事ができない。どうしても部屋から出なければいけない時は、やはり完全に滅菌された宇宙服を着るが、重すぎて自力で行動できない。
キサラの行動力に惹かれ、プロポーズする。
ハルミ?
かつてタイラー率いる『阿蘇』に潜入し、コジローとドクターにスクラップにされたハルミのデータと保存されていた記憶チップを元に再度作られたアンドロイド。キサラ達を助ける。アニメで初代ハルミの声優だった岡本麻弥の頼みで、このような形で再登場を果たした。
無責任カルテット
ジャスティ・エドワード・ウエキ・ハス・ヤマモト・タイラー?世
キサラとシゲチヨの長男、つまりタイラーの初孫でタイラーが一番可愛がっている。通称「エド」。弟一人と妹が三人いる。名前が長すぎて昔から苦労している。両親の強運と不運を併せ持つ。
幼い頃に出会い結婚を誓い合ったマチコを探し求め(モチーフは『君の名は』)、邪教集団ブラック・セラフィムに潜入までした。
カツヤ・ウエキ・タイラー・ジュニア
タイラーとユリコの長男。エドより3歳年長の叔父。一応タイラー家の嫡男だが本人曰く「家督は姉貴がもっていったようなもので、家を継ぐのはエド」。豪快な性格だが頭は切れ、軍人ではないが艦隊を率いるのを任されるや否や大活躍、「(赤色巨星)番長」の二つ名で活躍する。
ディスティニー・ノリカ・ウエキ・タイラー
タイラーとユリコの次女。エドと同い年の叔母。末っ子という事で三人兄弟の中では一番可愛がられ、かつ一番彼の強運を受け継いだ。後にケンと結婚、7人もの子供をもうける。
ロナルド・ケン・カーネギー・デュポン・ミツイ・イワサキ・ロックフェラー?世
かつてキサラにプロポーズしたディックの一人息子。通称ケン。母はキサラの友人だったイリナ。人工授精で誕生した為父親の病気は遺伝していない。後にノリカと結婚。
ブラック・セラフィム
ヤーヴェを師とし、マリアを崇拝する邪教集団。実態はマリア=マチコの為にハーレムを作ろうとしたヤーヴェ=カヤマの歪んだ愛で生まれた。幹部の大多数は『リガの惨劇』の孤児で、事故がトラウマと化して雷を怖がる。
マチコ・カヤマ
エドの初恋の相手にして、タイラーのかつての親友コウサク・カヤマとノリコ・バッハの孫。ソーラーシステムの暴走により起こった『リガの惨劇』により両親を失い一時的に叔父夫婦に引き取られ、エドと知り合った。その後祖父・カヤマに引き取られ行方不明となる。
邪教集団ブラック・セラフィムの「マリア」として崇拝される。
ラヤ・キムターク
ブラック・セラフィムの幹部。『リガの惨劇』の孤児。カツヤのライバルとなる。
名前は木村拓哉から。ブラック・セラフィムの主要メンバーの名前はSMAPと少年隊のパロディ。
カイ・マサヒコ
ブラック・セラフィムの幹部。『リガの惨劇』の孤児。キムタークの弟的存在。
名前は中居正広から。
シン・カトリ
カトリの末息子。いじめられっ子だったがブラック・セラフィムの中に自分の居場所を見つけて入信する。
名前は香取慎吾から。
無責任三国志
汎銀河共和国
イツマ・タイラー
シリーズスタート時は21歳。タイラーの玄孫でありキサラの曾孫でありエドの孫。父親はエドの長男。タイラーが99歳の時に誕生した。本来は女性として誕生したが11歳の時叔父(エドの次男)に暴行され、女性を捨て男となった。本名はジョアンナ。
その経験から男性と比較されるのを極端に嫌う。最終的に大統領にまで上り詰める。
そんな彼女の全てを受け入れ、支えてくれたドミンが命の危機に晒された際全ての持てる力を使い、彼が助かると最大の助力をしてくれた「ベルファルド・コーポレーション」を国家と認め、メディアで自分が女性である事、男性として生きた理由をカミング・アウトする。
アキヅキ
イツマの片腕。敏腕の弁護士であり後に大統領となる彼女を支える。
ドミナント(ドミン)
ある小国の王子。本名はもっと長い。大学卒業後はイツマが経営する会社に就職、いち早く彼女の正体に気付き支える。後にプロポーズし結婚、「ファースト・ハズバンド」と呼ばれる事になる。
シズマ
イツマの弟。先天的に知的発達障害があるが天才画家と呼ばれ、その絵はキャンパスに留まらず様々な場所に伸び伸びと描かれる。ベルファルドと共にある事件に巻き込まれ精神的に大きなショックを受けるが、それが引き金となってさらに才能を開花させる。
リトラ
女性ながら警視正の地位にある優秀な警察官。
名前の由来はリトラで、名前通りゴメスの天敵である。ゴメスを通じてスレイに加担することになる。
ラルゲユウス、ゴーガという部下がいる。
リカルド・ゴメス
執念でスレイを追い続ける警部。いわば銭形警部である。後に帝国へ亡命する。
名前の由来はゴメス。
ベルファルド・コーポレーション
イーサン・ベルファルド
シリーズスタート時は21歳。エドの次男の結婚相手の連れ子。実はタイラーの細胞から作られたクローン。
性格は大人しいが正義感が強く、タイラーのクローンだけあって戦略にも長ける。タイラーの策略「銀河三分の計」により『ベルファルド・コーポレーション』という企業国家を成立させる。性格はアニメ版のタイラーを元にしている。自分もまたクローンを作り、跡を継がせている。
チッコリーナ
ベルファルドの妻。タイラー家を出たベルファルドが勤務していた会社の同僚。その会社が倒産後障害者達と立ち上げた会社を共に支え続けた。彼との間に一男一女。
ハルミ?
ハルミシリーズの後継機。ベルファルドのサポートを続けるが、部品等の関係から彼女以降の製造は不可能。
エッソ・ケーゼギンク
ドミンの大学の同期。優秀だが若すぎて、「労働基準法に引っかかる為」と企業に拒まれ続けていたが、障害者も分け隔てなく受け入れるベルファルドの会社に就職する。姓をよく間違えられる。
セイジューロー・キタグチ
タイラーファミリーの一人として活躍したドクター・キタグチの子孫。やはり酒豪だが腕は確かで、難しいと言われたドミンの手術を成功させ、会社の「国家」としての成立を可能にさせた。
あまりにも「先代」に似過ぎているので、彼もまたクローンではないかという説もある(というか自ら疑っている)。
ナ・バァム・ドム
ル・バラバ・ドムの子孫。当初は帝国でバグジーに忠誠を誓っていたが訳あってベルファルド側についた。もちろんバグジーに対する忠誠は変わっていない。
アンリ・ゴドー・ナンジェッセー
スレイの兄弟姉妹たちである試験管ベビーたちの中でも特別な扱いを受けていた男。「決定的瞬間に偶然居合わせる」という特殊能力を持つ。ゴシップ誌の記者としてベルファルドの前に姿をあらわす。
スレイ抹殺の任務に失敗した後、組織から自分に関するあらゆる痕跡を消されたせいで生活できなくなっていたところをベルファルドの会社に拾われ、以後会社の後ろ暗い部分を担う存在しない役職「特務部長」となって会社の躍進の裏の立役者となる。その後ある事件において爆発する艦からの脱出を拒み、死亡する。
バグジー・スレイ帝国
ドン・レオ・スレイ
シリーズスタート時は21歳。ある施設で育った孤児だが、その施設で生まれた子供達は皆タイラーの冷凍保存された精子から生まれた試験管ベビー。つまり彼はタイラーの「息子」に当たる。
気が荒く、警察のお世話には何度もなったが情には厚い。刑務所から早く出所できる手配をしてくれたバグジーの境遇に同情して彼をつれて出奔、バグジー・スレイ帝国を立ち上げる。バグジーからは父に次ぐ者として「亜父(あふ)」と呼ばれる。
バグジー・マローン・ウエキ・タイラー?世=ノワール・ド・エル・クラン・ライクン
エドの娘の一人息子であり、アザリンの曾孫にあたる。通称バグジー。タイラーの120歳の誕生日パーティーが行われたビルで偶然スレイと出会い懐く。
スレイが出所して間もない頃に皇帝だった父と母を事故で亡くすが、ラアルゴンの一部により皇帝への即位を拒まれスレイと共に出奔、帝国を立ち上げバグジー1世として即位する。
ノーイ・ライオネス・スレイ
ある惑星で男に買われ、スレイの前に「一夜の供に」と現れた。その男の行動に激怒したスレイは彼に「ある事」をした後、彼女を自分の養女として育てる。
皇位を巡って不安定な状態にあったバグジーの元にスレイからの使者として現れて以来彼と懇意になり結婚する。
ユーリア・ヒープ
ドミン達の大学の同期。容姿に自信がない(実際には「磨けば光る」事が後に判明する)代わり、才能でのし上がろうと当初はイツマの会社の面接に望むが彼女の逆鱗に触れ不採用、スレイの元へ走る。
名前の由来はユーライア・ヒープ。
プラティープ・チュリアカーン
スレイの片腕であり、組織の弁護士のような立場にいた。アキヅキとは大学の同期。弁護士としての腕は互角。
イサーン料理とムエタイの達人でもある。
後年ベルファルドの娘・ハルミと不倫関係に陥り、ベルファルド・コーポレーションに亡命する。
無責任黙示録
惑星連合宇宙軍
平松 巌(ひらまつ いわお)
『真』におけるタイラー家の初代。元々は惑星天神二本松町「平得寺」の住職だったが還俗して惑星連合宇宙軍に入隊。のちロック・タイラー伯爵となり大将にまで出世する。
孫の真魚・ウエキ=タイラーとファイナスの孫であるジャスティス・ヤマモトを結婚させることで、両家の血を一つとした。
シゲル・ファイナス=山本(-やまもと)
日系移民七世であり、巌の同期。ある考えあって巌の復讐劇に付き合い出世する。
復讐劇が終わったあとは、巌と別れ、宇宙を放浪しつつ自分の血族を増やしていった。
ジョセフィーヌ・キャロン=カペー
カペー公爵の孫で宇宙軍大将。しかしリュフランの策略で祖父が謀殺され、大佐に格下げされた揚句左遷される。
巌と一夜を過ごし、子を設ける。
ミシェル=ド・リュフラン
巌とファイナスの仇敵であり、軍の最高責任者。異常なまでに日系人に憎悪を見せる。
ピエール・リュフラン
リュフランの一人息子であるが父とは正反対の性格。父の暴走に心を痛めつづけていた。父の力で少将に出世する。
民間人
ベルリーナ・ガローニ
ジュゼッペ・ガローニ男爵の長女であり、かなりの美女。リュフランの横暴により、ピエールと結婚する。
ベルリネッタ・ガローニ
ベルリーナの妹。姉同様かなりの美女であったが、ある事件から巌一筋になる。
巌と結婚し、一児を設ける。
ラアルゴン帝国
アル・メフマーン・エル・クラン・ライクン
ゴザ一世の次男。非常に優しい性格で、捕虜扱いとなった巌を何かと慕う。人間ジップ・カァーンでの皇位決定戦により兄を倒し、ゴザ二世となる。
巌とは深い信頼で結びついていたが、離別することとなった。死ぬまで友であるタイラーを待っていた彼の思いは、アザリンの代で叶うこととなる。
男性とは思えぬ美貌の持ち主で、その美貌に惑わされる同性も少なくない。
ドル・ムズメット・エル・クラン・ライクン
ゴザ一世の長男。弟は違い非常に活発かつ勇敢な皇子で人望も厚い。皇位決定戦においてメフマーンに負けるが、決定戦以降は潔く身を引き生涯にわたり弟を補佐し続ける。
自分では御することができないと知りながら、ファイナスを傍に置いていた。
ギルス・ド・ロナワー
メフマーン皇子の遠縁にあたるが血縁の関係無しに彼に心酔する。作戦の失敗により、一時期更迭される。
ビギ・ラ・ワング
ラアルゴンの神学生。メフマーン皇子の側に仕え、後に僧正になる。
ベロバ・ドム
ロナワー更迭時に提督を務めていた男。ロナワー復帰後は自らの意志で故郷に帰る。
ピエル・アル・ドレス
ラアルゴン戦艦『サルバローメ』の艦長。巌達を地球まで送り届けるついでに地球に帰化。以降ハンス・ビョルン・アンドレセンと名乗る。
メカニック
惑星連合宇宙軍
駆逐艦「そよかぜ」
タイラーが最初に艦長を勤めた老朽駆逐艦。味方の全軍崩壊の危機に際し、タイラー中尉が殿を志願し、与えられた艦(駆逐艦の艦長には最低限、少佐の階級が必要な為、戦死の二階級特進を前借して少佐となった)。建造から半世紀を経た老朽艦。アニメ版では最後までこれに乗り続ける。副長はジェット・シン・ヤスダ大尉。原作では少佐に昇進したヤスダが後任の艦長となっている。
後にベルファルドが最初に指揮する老朽駆逐艦も「そよかぜ」と改名される(無論別の艦である。旧名は「はなかぜ」)。
重巡洋艦「阿蘇」
小説1巻においてタイラー大佐(駆逐艦「あさなぎ」での活躍により昇進)が艦長を勤めていた最新鋭の重巡洋艦(なお、この世界の重/軽巡洋艦の分類基準は作者にもわからないらしい)。副長はマコト・ヤマモト中佐。この艦のクルーを中心にタイラー一家が形成されていく。惑星ホロシリの反乱鎮圧に使われたのを最後に退役。
アニメでは、最終話でヤマモトに与えられる予定だったが、進宙式の際にそよかぜに吹っ飛ばされた。
戦艦「摂津」
セッシュウ・ミフネ中将が司令官として座乗する戦艦。小説1巻においてタイラー少将(重巡洋艦「阿蘇」での出撃で戦死したと思われ、二階級特進)がラアルゴンから脱出してきた際、戦死直前のミフネ中将より指揮権を託される。
戦艦「肥前」
アニメ版でミフネ中将が座上するミフネ艦隊旗艦。艦首に大口径粒子砲を搭載する。
空母「鳳凰」
アニメ版での参謀本部旗艦。肥前を上回る全長1.5kmもある巨大空母で、フジ中将が乗艦しており、艦内には手術室や軍法会議場、処刑場などもある、一種の移動要塞である。
戦艦「尾張」
惑星連合軍総司令長官アドリアン・アンダーソン元帥が座乗する、宇宙軍の総旗艦。
戦艦「信濃」
トオル・J・ヒラガー造船中佐開発の対ラアルゴン用に建造された最新鋭戦艦。フジ中将の主導による「八・八艦隊計画(旧日本海軍の八八艦隊計画がモデル)」の一環で、戦艦、巡洋戦艦を8隻ずつ建造する計画だった。AIによる無人制御、強力な破壊力を誇る無限粒子砲が特徴。しかし自我を持つに至ったコンピューターが暴走し、ワングに利用され、タイラーと対決する。
巡洋戦艦「六甲」
「信濃」と並んで八・八艦隊計画において計画された、全長1500mの大型戦艦で、細長い艦体を持つ(兵装を無効化されたときは「ただの棒切れ」と表現されていた)。主兵装は分間6000発を誇る46cmバルカンフェザー砲。軍縮条約(アスキルト条約)に基づいてモスボール化。のちにタイラーがラアルゴンに味方するとモスボールを解いて出撃したが、成果は得られなかった。
究極戦艦「樺太」
ラアルゴンと停戦・軍縮条約(アスキルト条約)が結ばれた後、その「全長1000m以上の艦を保有してはならない(正確には建造も禁止されているが、代替建造の名目でクリアされることもある)」という条項の裏をかいて作られた艦。「信濃」の無限粒子砲を上回る兵器・拡散無限粒子砲を装備している。その他にも多数の武器を備えており、その火力は訓練不足のアシュラン艦隊を大混乱させるほど。全長999m、全幅8500m。当然ながら横向きに進む。
自動攻撃惑星システム(小説外伝4巻では「自動攻撃衛星システム」)
小説4巻で初登場。莫大な費用をかけて太陽系の防衛システムとして建造された、2個1組で構成される人工天体。主兵装は2つの巨大な質量の干渉により発生する力場を利用し、一撃で恒星をも撃破することが可能な高出力のエネルギー粒子砲である。しかしそのエネルギー蓄積に3日かかるのが欠点で、その間は通常兵器で対応するしかなくなってしまう。太陽系には4組配備されており、冥王星軌道上に「ソドム」「ゴモラ」、海王星軌道上に「スコル」「ハーティ」、天王星軌道上に「ヘルター」「スケルター」、土星軌道上に「満珠」「干珠」が配備されている(このうち「満珠」「干珠」はアシュラン戦役のラストでタイラーの作戦に使われる)。他に試作タイプの「ドグラ」「マグラ」が存在したが、惑星ホロシリへの配備後反乱に利用されてしまう。
ラアルゴン帝国
高速戦艦「ドローメ」
ル・バラバ・ドムが艦長を務めるドローメ級高速戦艦。アニメでは重巡洋艦。
戦艦「バローメ」
アニメ版でのラアルゴン帝国軍宇宙艦隊司令長官ドナンが艦長を務める巨大戦艦。そよかぜを追い詰めるが、タイラーの悪運に破れ撃沈。ドナンも戦死する。
戦艦「ズワーフ」
ナク・ラ・ワングの旗艦。タイラーに敗れて逃走し、宇宙災害により大破した。
駆逐艦「ガルギュラン」
シア・ハスが艦長を務める大型駆逐艦。
移動要塞「メルバ」
ゴザ16世の御座艦。当初は「戦艦」と称されていたが、後に「巨大砲艦」と呼ばれたり、「移動要塞」と呼ばれるようになった。「惑星破壊砲」を装備。地球側に拿捕され「磐手」と改名された(後に返還され、その後特設探査艦に)。
戦艦「クワトローメ」
ルッチナ1世(ゴザ16世重祚)の御座艦。のちに「銀河の汚れだけをきれいに落とす」「アザリン砲」を装備。